新時代における農業と農村の発展動向

1. 新時代中国農業の全面的なアップグレード

（1） 食糧生産が再び豊作を迎え、供給の安全基盤が引き続き強化

食糧生産量が過去最高を記録。大豆や油料作物の拡大栽培の成果が顕著。豚肉の生産が安定的に発展し、牛羊禽肉、牛乳、水産物の生産が全面的に増加。果物や野菜の供給量は十分で価格も安定している。

（2） 産業の雇用創出能力が強く、貧困脱却の成果が引き続き強化

モニタリングと支援がさらに最適化された。貧困や再貧困リスクのある世帯に対して、必要な支援が全て行き届き、すべての支援が提供されている。産業による農村支援の効果が顕著で、中央財政が農村振興を推進する補助金のうち、産業発展に使用される比率が55%を超えている。脱貧困県ごとに2～3つの特色ある主要産業が育成されている。脱貧困人口の約3/4が新しい農業経営主体と緊密な利益連携関係を結んでいる。出稼ぎ労働が安定的に保たれている。

（3） 科学技術と装備の支援が強力で、現代農業の建設が引き続き推進

種子産業の振興が深く進展。耕地保護が強力に推進。農業装備の創出において突破が見られた。

（4） 生産方式が加速的に変革され、農業のグリーン転換が引き続き推進

農業による非点源汚染の協調的な推進。主要河川流域の生態環境の改善が加速。グリーンで高品質な農産物の供給が増加。

（5） 農村産業の育成と強化、農民の収入拡大ルートが引き続き拡大

農産物の加工と流通が着実に発展。農業の新しい産業と新しい業態が加速的に発展。農業雇用と起業の勢いが良好。農業パークの建設がグレードアップ。

（6） 農村建設が全面的に展開され、農民の生活条件が引き続き改善

農村住環境の整備が向上。農村公共施設の建設が秩序正しく推進。農村ガバナンスの効率が引き続き強化。

（7） 農村改革が拡大と深化、農村の発展原動力が引き続き強化

重点的な改革課題が着実に進展。第二輪の土地契約期限後の再延長30年の試行が21省に拡大。新しい農業経営主体が成長。農産物貿易が速やかに増加。