レイ・ダリオの仕事の原則
Ray Dalio『Principles』解説動画
- 組織は「文化」と「人」から成る機械のようなもの
- a. 優れた組織は、優れた人材と優れた文化をもつ。
- b. 優れた人は、高い人格と卓越した能力を兼ね備える。
- c. 良い文化は問題や対立を隠さず、公開の場で適切に解決し、想像力と先駆性を奨励する。
- 厳しくも愛ある姿勢(タフ・ラブ)は、高い業績と良好な関係を育む
- a. 偉業のためには、譲れない点で妥協しない。
- 信用(実績)で重み付けするアイデア・メリトクラシーが、最良の意思決定様式。
- 情熱と仕事を一致させ、志を同じくする仲間と推進する。
- 強い文化をつくる…
- 1 徹底した真実追求と徹底した透明性を信じる
- 1.1 事実を知ることを恐れない。
- 1.2 自ら誠実であり、他者にも誠実さを求める。
- a. 面と向かって言えないことは、陰で言わない。批判は対面で行う。
- b. 個人的な忠誠心が、真実や組織の利益を妨げてはならない。
- 1.3 合理的に知るべきことを誰もが知れる環境をつくり、反対意見を黙って抱え込まない。
- a. 意見を述べ、責任を持つ——それができなければ身を引く。
- b. 完全にオープンで率直である。
- c. 不誠実な人を鵜呑みにしない。
- 1.4 徹底した透明性を保つ。
- a. 透明性によって公正を実現する。
- b. 最も共有しづらいことを共有する。
- c. 例外は最小限に。
- d. 透明性によって得た情報を、賢明に管理する責務を周知する。
- e. 情報を管理できる人には透明に、できない人には透明性を絞るかチームから外す。
- f. 敵対者に機密情報を与えない。
- 1.5 意義ある仕事と意義ある人間関係は相互に高め合う——徹底した真実と透明性の環境ではなおさら。
- 2 意義ある仕事をし、意義ある関係を育む
- 2.1 個人ではなく共通の使命に忠実である。
- 2.2 関わり方を明確にする。
- a. 要求するより配慮を多く。
- b. 公平・妥当と寛大さの違いを理解する。
- c. 境界線を明確にし、公平の側に立つ。
- d. 報酬は仕事に見合うべき。
- 2.3 規模が大きくなると良い関係づくりは難しくなることを認識する。
- 2.4 多くの人はあなたのためでなく自分のために働くことを忘れない。
- 2.5 誠実・有能・表裏一体を評価する。
- 3 失敗を許し、学ばないことを許さない文化
- 3.1 失敗は進化の自然な副産物と捉える。
- a. 失敗を良い結果へ転換する。
- b. 自他のミスにくよくよせず、価値ある学びとして扱う。
- 3.2 目先の勝敗ではなく目標達成に集中する。
- a. 「正確 vs 不正確」へ焦点を当て、「非難 vs 称賛」ではない。
- 3.3 失敗のパターンを観察し、根本的な弱点を見抜く。
- 3.4 痛みの後には省察。
- a. 省察できる力を身につけ、チームにも求める。
- b. 自分を客観視できる人はいない。
- c. 「一度のつまずき、一つの学び」を教え、根づかせる。
- 3.5 許容できる失敗と許容できない失敗を区別し、後者は起こさせない。
- 3.1 失敗は進化の自然な副産物と捉える。
- 4 合意形成を目指し、合意を守る
- 4.1 原則と相違を検証するために、建設的な対立は不可欠。
- a. 合意形成に時間とエネルギーを投資する——最良の投資の一つ。
- 4.2 合意形成と対立のマネジメント方法を心得る。
- a. 想定される相違点をテーブルに載せる。
- b. …
- 4.1 原則と相違を検証するために、建設的な対立は不可欠。
- 1 徹底した真実追求と徹底した透明性を信じる
- 機械(オペレーティング・システム)を構築し、進化させる…
- 10 目標達成のため、機械を操作するようにマネジメントする
- 10.1 一段高い視点から、自分と機械を俯瞰する。
- a. 成果と目標を継続的に突き合わせる。
- b. 優れたマネージャーは、組織のエンジニアである。
- c. 定量的な指標を整える。
- d. 目先の雑務に振り回され、機械を忘れない。
- e. 火消しに気を取られ過ぎない。
- 10.2 問題への対応は二つの目的に資すること: (1) 目標に近づくこと/(2) 機械(人と設計)を訓練し、テストすること。
- 10.1 一段高い視点から、自分と機械を俯瞰する。
- 10 目標達成のため、機械を操作するようにマネジメントする
公開日: 2025年10月8日 · 更新日: 2025年10月26日